情報産業を影で支える粉粒体加工技術
私が属する情報電子機器グループでは、リチウム電池・ニッケル水素電池などの組立て製造ライン、DVD・CD・ブルーレイディスクなどの成形製造ラインのような機器を販売していますが、私自身はこうした情報産業に関わるいちばん川上の工程で使われる微細粉粒体の加工装置を販売しています。トナーの製造や、燃料電池の塗布工程などに用いられる最新鋭の機械です。

知識に“ヨコ串を刺す”
入社して1年半は食品加工機械の販売を担当。その後、現在の部署に移ったわけですが、このキャリアをうまく生かせたケースがあります。ある樹脂メーカーさんが、樹脂の加工機でどうしてもうまく加工ができずに困っていた。そこである食品加工機の転用を提案してみたところ、これが見事に成功。知識に“ヨコ串を刺す”という商社ならではの価値提供ができた、嬉しい体験でした。


 
 

魅力的な商社マンたち
3歳から高校3年までのほとんどを海外で過ごしました。シンガポール、マレーシア、アメリカ、そして2度目のシンガポールといった国々です。当時、スキューバダイビングに凝っていたのですが、メンバーに商社の人がたくさんいて、すごく魅力的な人が多かった。そんな経験を通じて「商社に入りたい」と思うようになりました。

プロジェクト・マネジメント
大学時代は、日本で学ぶ留学生との交流を図る活動に携わりました。勉強と生活費を稼ぐための仕事に追われ、せっかく日本に滞在しながら、日本人との交流の機会がほとんど持てない留学生たち。彼らとの交流の場として、富士山登山や花見などのイベントを企画したりするわけですが、こうしたプロジェクトのマネジメントは今の仕事に通じる面も多く、役立つ経験だったと思います。

個人の能力
商社とは、「何をやれ」「何をやってはいけない」という制約が非常に少ない職場です。だから逆に、自分自身で組み立て、自分自身で動かなければ何も始まらない。商社は、個人の能力が非常に問われる職場であり、それは即ち、個人の能力を発揮しがいのある職場だということができます。なかでも、とりわけ求められる能力は行動力だと思いますね。

最後は“信頼感”
私が大学・大学院で学んだのは政治学でした。周りも文系出身がほとんどです。もちろん技術的知識は大切であり、私もその習得に努めていますが、最後は“信頼感”。自分がいかに信頼される人間になりうるかが勝負です。そのためには、お客さんやメーカーに「情報を誠実に届ける」ことが何よりも大切だと思いますね。


 
 

大き過ぎず小さ過ぎず
商社は、先にも述べたように、個人の主体的な行動が何よりも求められる職場です。そしてまた、自分の行動の如何が、自分の仕事の成否に直接的に跳ね返ってくるところです。この特徴は、社員数200名という当社のような規模の会社だと、とりわけ顕著に現れます。大き過ぎることもなく、また小さ過ぎることもない。自分の能力をいちばん試せる、そしてその手応えが実感できる職場だと思います。



 
 
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